2021年アナキズムカレンダー刊行!

恒例のアナキズムカレンダー2021年版を刊行いたしました。
テーマは「婦人戦線」。
1930年、世界恐慌の只中に「強権否定・男性清算・女性新生」を掲げ創刊された雑誌『婦人戦線』を特集しました。
高群逸枝、望月百合子、八木秋子、平塚らいてう等メンバーの紹介や蔭木達也氏による解説などを掲載しています。

「廃刊から90年、2021年を迎えた私たちがこの雑誌を手に取る意味は、私たちの身体、私たちの生殖器、私たちの月経や妊娠、出産について、改めて意識を向けることにあるのではないか。『婦人戦線』の論者にとってなぜ女性解放運動がアナーキズムでなければならなかったか。その理由は、私の性が、私の自己に深く結びついており、私の身体、生殖器、あるいは意志表示や態度、そのいかなる部分も、自己の決定以外に委ねることはできない、という考えが出発点にあるからだ」(『婦人戦線』解説/蔭木達也より)

巻末に『婦人戦線』主要メンバー、目次、関連資料リスト付。

【2021年版 各月内容】
◎1月=高群逸枝、「家庭否定論」
◎2月=平塚らいてう 「婦人戦線に参加して」
◎3月=『婦人戦線』解説/蔭木達也
◎4月=八木秋子 「ウクライナ・コムミュン」
◎5月=メーデー記(望月百合子)ほか
◎6月=城夏子 「七年間」
◎7月=碧静江 「新宿歌舞伎横」「ギロチンか」」
◎8月=『婦人戦線』各号題字
◎9月=望月百合子 「自由と家庭」
◎10月=「戦火發す」婦人戦線第一回春期講演会
◎11月=松本正枝 「女性の社会主義」
◎12月=竹内てるよ 「三人はあきらめない」「われら」
◎巻末=無産婦人芸術連盟メンバー、『婦人戦線』主要目次、関連資料リストほか

【仕様】A4横サイズ、28頁、頒価1200円
【取扱店舗】イレギュラー・リズム・アサイラム(新宿)、模索舎(新宿)、CRY IN PUBLIC(静岡県三島)、水曜文庫(静岡)、INFO SHOP 大都会門司港(北九州)など。<追加>エトセトラブックスBookshop(新代田)、タコシェ(中野)、石引パブリック(金沢)、カライモブックス(京都)、フランクに書店(高知yoiyo内)、anarchology collective(長崎)

公式ネット販売はイレギュラー・リズム・アサイラム(東京新宿)での委託販売となります。
ご希望の方は、下記ページよりお求めくださいませ。【売切れ】

http://ira.tokyo/item/book/7027/

なお、会員の方は会員価格(1,000円+送料198円[5部まで同じ])での購入が可能です。「お問い合わせ」より、「アナキズムカレンダー2021希望」とお書きの上、ご希望冊数と発送先ご住所を書いてメッセージをお送りください。追って、振込用紙を同封して発送いたします。


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