以前、こちらのサイトでもお知らせした世界アナーキスト会議に参加されたお二人(樋口拓朗さん、田中ひかるさん)による報告会が開催されます。
今年の8月8日~12日、スイスのサン・ティミエで、世界アナーキスト会議が開催されました。ヨーロッパ、南北アメリカ、そして日本から、5日間にわたって約3000人が集まり、多岐にわたる報告や、ブックフェア、パンクバンドのコンサート、映画上映、宿泊者のキャンプサイト、各種大小のワークショップや、予定されてはいなかったけど状況に応じて立ち上げられた議論の場など、多種多様な集まりが生み出され、世界各地から訪れたアナーキストたちが地球規模で意見や情報を交換し、交流する機会になりました。今後のグローバルなアナーキズム運動の展開においてきわめて重要な会合であったといえます。
サン・ティミエでは、140年前の1872年、バクーニンをはじめとした、マルクス主導のインターナショナルに反対する人々によって第一回世界アナーキスト会議が開催され、この会議によって反権威インターナショナル、すなわち、後のアナーキスト・インターナショナルの起源となる国際組織が設立されたことはよく知られています。
今年会合が開催された背景には、世界金融危機以来、欧米で高まっている国家と資本に対する憤りがあります。スイスとフランスの若者たちが二年前から準備を始めこの国際会合を結実させたという事実がそれを象徴しています。第一回会議が開催された建物には、今ではサン・ティミエ市によって、過去を顕彰するプレートが設置されています。しかし、第四回目にあたる今回の会合は、過去を回顧することではなく、明確にアクチュアルな問題を見すえたものでした。
今回日本から参加した二名が、会合の様子や話し合われた内容について、それぞれの視点から報告します。
日時:2012年10月20日(土)、19:00~
場所:Irregular Rhythm Asylum
報告者:樋口拓朗、田中ひかる
フード:K子とサパコ
(+キッチン部隊として会議に参加していたチューリッヒのオートノミストが来日中で、フードに加勢してくれます)
まあ、国内で労働者・民衆が疲弊している状況にもかかわらずお暇なアナキストですな。バクーニンも笑っているでしょう。
ましてや、学者などがアナキズムを僭称するとは…アナキストインターナショナルでも作りコミンテルンの真似をされるのでしょうか。アナキズム運動とは労働者・民衆の運動であり、暇な知識人の占有物にあらず。
恥を知れ、恥を(^^)