「感染症×アナキスト(教育編)
〈アナキスト教育者/フェレ・イ・グアルディア〉」
当センター通信で連載「テキスト×アナキスト」がスタートしたばかりの海老原弘子さんによる緊急寄稿「感染症×アナキスト」前編(教育編)を掲載します。
*後編はこちらから→医療編-〈アナキスト医師/イサック・プエンテ〉
ガウディと反カトリック運動
サグラダファミリア(聖家族教会)の建築家として知られるアントニ・ガウディ。建築家を志してバルセロナで暮らし始めた若きガウディは、同じくレウス出身の実業家フランセスク・オリベがカタルーニャ広場近くに開いたカフェ・ペライオに足を運んだ。そこの常連の一人だったのが、同郷の友人ジョセップ・リュナス・プジャルス。《対脳ダイナマイト(書物によるプロパガンダ)》 を提唱して、後にカタルーニャのアナルコシンディカリズムの第一人者と目される印刷工である。1875年に開店したペライオは「《Anticlerical/反教権主義》のカフェ」として知られ、 カトリック教会を批判するスピーチや討論会が日々繰り広げられていた。
続きを読む →